Qおむつサブスク導入のきっかけを教えてください
国や県において、保育園に通う園児、保護者さまの負担軽減が掲げられている中、座間市でも、保護者さまの負担軽減として、おむつを「持って来なくてもよい」「持ち帰らなくてもよい」方策について検討を行っておりました。
まず取り掛かったのは、令和5年4月1日から始まった『おむつの持ち帰りをなくす』という取り組みでした。
公立保育園では、それまで保護者さまが自宅へ持ち帰り処分していたおむつを、園で処分するように切り替えました。
そのことをきっかけとして、持ち帰りをしなくて良くなるのであれば、次は持って来なくても済むように出来ないかを検討することとなり、おむつサブスクの導入に至りました。
Q事業者選定方法(課内でどのように導入を進めましたか)
まず、保護者さまが安心できるよう、一般的にドラッグストアなどで見かけるメーカーのおむつから選定する方針を立てました。
あまり市場で見かけないメーカーの商品だと使用するのに、抵抗感があるのではないかと考えたためです。
そのため、4社の事業者に絞り込み、
①サブスクの価格(同様のサービスにおいて安価であるかどうか)
②保護者さまの利便性(申込や解約の手続き方法、支払い方法)
③保育士の利便性(発注方法や配送の頻度)
以上の3点からサービス内容を比較しました。
座間市の契約方式は、自治体と事業者が直接契約を結ぶのではなく、保護者さまと事業者が直接契約を行う形を取ったため、プロポーザル選定方式等での事業者選定は行わず、事業者からのヒアリング内容を担当課内部で比較検討した上で事業者を選定いたしました。
Qおむつん導入の決め手について教えてください
先ほどご説明した3つの項目( サブスクの価格、 保護者さまの利便性、 保育士の利便性)について、内部で比較検討した結果、全ての項目において、いとう教材社様のサービス内容が最も優れているという結論になり、おむつんの導入を決定いたしました。
Qサブスク導入することを保育施設へ説明をしたときの反応はいかがでしたか?
保護者さまの利便性向上や社会全体の流れを踏まえ、サブスクの導入が必要であることは、現場の保育士の方々も、すでにご理解いただいていたのではないかと思います。
そのため、各園への説明の際には、保護者さまの負担軽減だけでなく、保育士側の負担についても、できる限り減らすことのできる事業者を選定したことをお伝えしました。
いとう教材社様のご担当者様にもご協力いただき、現場に寄り添った丁寧な説明や対応をしていただいたおかげで、導入が円滑に進んだものと感じています。
改めて、保育需要の高まりと保育士不足を感じる中、質の高い保育を維持するため、保育現場でお仕事をされている方々が、日々大きな負担を抱えながらも子どもたちの安全と成長のために御尽力いただいていることに、心から感謝申し上げます。
導入後の保育士・保護者からはどのような反応でしたか?
保育士からは
「名前を気にせず使えるのが良い」「おしりふきも自由に使えるのが良い」「残数などを気にしなくて良い」「発注してすぐ届くので便利」「サブスクがスタートした当初は、サブスクの申込をしている園児と申込をいない園児との対応の仕方など悩むこともありましたが、今はスムーズに運用できています」という肯定的な意見がある一方で
「利用者数が少ないと保育士の負担は変わらない」「発注など、やることが増えた」
という意見も正直ありました。
保護者さまからは
「記名する手間がなくなった」「残数や不足を気にしなくてよくなった」
とのご意見をいただいております。
また、本格運用の実施前にお試し期間を設けていただけたので、実際に使用するオムツが肌に合うかどうかなど確認できて良かったとの声もありました。
今回は座間市役所様にインタビューをさせていただきました。
近年問題にもなっている保育士不足の中、高い水準の仕事を求められている保育現場に対し、おむつんを導入することで、おむつの残り枚数の確認や保護者とのおむつ交換枚数に関する保護者さまとの認識の相違などの負担を軽減することができ、日々多忙な保育現場の一助になれていることを非常に喜ばしく感じます。
また、保護者さま・保育士様の双方の観点から事業者選定に選んでいただいた際に、弊社サービスの「1箱当日発送」「支払い方法の多様性」をご評価いただき感謝申し上げます。
改めましてこの度はお忙しいところインタビューを引き受けていただきまして誠にありがとうございました。